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LEDを詳しく知るための豆知識

LEDとは

LED(Light Emitting Diode)とは光を出すダイオードのことを指します。LEDの半導体(LEDチップともいう)に電気を直接流すことによって発光するので、従来の電球のように消耗部品がないので長寿命が実現されています。

LEDの色

光の色は赤、青、緑三原色で表されており現在のLEDは多種多様な色の表現が可能となっています。一昔前は青色のLEDは作れないということで、照明の色を再現できず従来の蛍光灯や電球が一般的でした。しかし、2014年のノーベル物理学賞を受賞された、名城大学の赤崎勇教授、名古屋大学大学院の天野浩教授、カリフォルニア大学の中村修二教授の3名によって青色ダイオードの開発と商業流通が実現され、現在のLED電球やLED蛍光灯が世界に普及されました。

LED照明の指向性

LED照明は、無数のダイオードの集まりで光を作っているため、光の指向性が強く付け替える製品に電球から付け替えると手元が明るくても部屋全体が暗く感じることもあります。技術進歩により、光の拡散性が向上し、電球等と変わらない拡散性を持った製品もたくさん出てきました。
LEDへ付け替える際は光の拡散にも注意して製品を選ばれると失敗しないです。

LED照明の寿命

LEDも長時間使用していると寿命を迎えます。LED照明器具の寿命は光の量が30%減衰したところを指します。消耗部品によって光らなくなった従来の電球や照明器具の寿命とはまた違ってきますが、一般的には
LED:約40,000時間(光束維持率70%)
白熱ランプ:約1,000~2,000時間
蛍光ランプ:約6,000~12,000時間
と言われています。

LED照明の寿命が長い理由

白熱電球とLED電球の大きな違いは、光の出し方です。白熱電球はフィラメントといった繊維のような消耗部品に電流を流して光らせています。しかしフィラメントは光を出すときに高温になりますから徐々に劣化し、最後は切れてしまいます。これに対してLED電球は、フィラメントの代わりにLED(発光ダイオード)を使っています。LEDはシリコンやゲルマニウムなどを材料とした固体でできていて、電流を直接、光に変換します。消耗部品を使用していないので切れるということがありませんので長寿命なのです。

LED照明が選ばれる理由

LED照明のメリットは
・LEDは寿命が大変長いため電球交換の手間がかからない
・消費電力が少ないため電気代が安く済む
・頻繁につけたり消したりしても寿命が縮むことがない
・紫外線を出さないため虫が寄り付かない(室外にも向いている)
・電気をつけるとすぐに明るくなる(明るくなるまでに時間がかからない)
・消費電力が少ないため、二酸化炭素の排出量が少なく環境に優しい

LED照明が電気代節約になる理由

電気代が安くなるということは消費電力が少ないということになります。消費電力はその器具にどれだけの電力を使用するかということです。この消費電力が通常の電球とLED電球は同じ明るさでも約1/8になるといわれております。電球は、フィラメントを発熱させることで、光を出しており電気の大部分を熱として空気中に放出します。一方LEDは、供給される電力のほとんどを、光を出すことに使い、あまり熱を出しません。このためLED電球は、消費電力で少なくなり、電気代を節約できるのです。

LED照明のコスト

従来の照明器具と電気の流し方が変わるため、電球を付け替える場合は工事が必要となる場合があります。この工事のコストが重要なポイントです。何年でそのコストが回収できるのか、電気代をシミュレーションしてしっかりと検討することが必要です。
現在は工事なしで付け替えるだけで光ることができる製品も多く出回っております。余分な回路に電気を流すため、電気代の節約率は下がりますが、現状の設備と工事費用等々を確認して自分に合ったLED照明を見つけることが重要です。

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